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秋分の頃を迎え、日の暮れが少しずつ早くなってきました。夏休みが明け、新学期や新しい生活が動き出す時期でもあります。
「家から出られない子どもがいる」「部屋にこもって、ほとんど顔を合わせない」。そうしたご家族を抱え、どこに相談すればよいのか分からず、長い間ひとりで悩んでこられた方もいらっしゃると思います。今回は、ご家族が最初に相談できる窓口と、訪問看護にできることをご紹介します。
まず、ご家族が一人で抱え込まないこと
ひきこもりの状態になる背景は、人それぞれです。人間関係でのつまずき、病気や体調、環境の変化など、いくつかの要因が重なっていることも少なくありません。ご家族の育て方や関わり方のせいではありません。
ご家族が心配のあまり、疲れ果ててしまうこともあります。ご家族自身が安心して相談できる場所を持つことは、結果的に、ご本人様のためにもなります。
最初に相談できる窓口
ご家族からの相談を受け付けている窓口は、いくつかあります。どこに相談しても構いません。お話しできそうなところを選んでください。
お住まいの市町村の相談窓口
障がい福祉や、福祉全般の担当窓口で、相談を受け付けています。どの課に行けばよいか分からない場合は、代表の電話番号で「ひきこもりのことで相談したい」とお伝えください。
ひきこもり地域支援センター
都道府県や政令指定都市に設けられている、ひきこもりに関する専門の相談窓口です。ご本人様が会えない状態でも、ご家族だけで相談できます。
保健所・精神保健福祉センター
こころの健康の相談を受け付けています。電話での相談ができる窓口もあります。
通院している医療機関
ご本人様やご家族が通院している場合は、主治医や相談員にお話しいただくのも一つの方法です。
訪問看護ステーション
精神科の訪問看護ステーションも、ご家族からのご相談を受け付けています。当ステーションも、お電話やフォームでご相談いただけます。
訪問看護にできること
訪問看護は、ご本人様の主治医の指示書に基づいて訪問するサービスです。そのため、ご本人様が医療機関につながっていることが、基本の条件になります。
ただし、「本人が病院に行けていない」「訪問を受けるかどうか分からない」という段階でも、ご家族からのご相談は可能です。たとえば、次のようなことを一緒に考えます。
・ご本人様の今の状態で、どのような支援がありそうか
・医療機関につなげるには、どんな進め方があるか
・ご家族がどう声をかければ、負担が少ないか
・訪問看護を受けるための、これからの手順
訪問が始まったあとは、看護師が、ご本人様のペースに合わせて関わります。最初から長く話そうとはしません。顔を合わせるだけの日や、お部屋の外から声をかけるだけの日もあります。信頼関係ができるまで、焦りません。
ひきこもりからの一歩を支える訪問看護の考え方は、ひきこもりからの一歩を支える訪問看護でご紹介しています。
ご家族の関わり方のヒント
ご家族の関わり方で、よく大切にされるのは次の点です。
・責めたり、無理に外に出そうとしたりしない
・安心して過ごせる家の雰囲気を保つ
・挨拶や、食事の声かけなど、短く穏やかな会話を続ける
・「どう思う?」と詰め寄るより、「困っていることはある?」と聞く
・ご家族自身の休息や、楽しみの時間をつくる
どれも簡単ではありません。うまくいかない日があっても、自分を責めないでください。
緊急のときは
「消えてしまいたい」といった言葉があったり、命にかかわる危険が感じられたりする場合は、様子を見ずに、すぐに主治医や救急に連絡してください。急を要する場合は、119番に通報してください。
子どもの場合は
お子さんが学校に行けず、家にいる場合は、学校や、教育の相談窓口も選択肢になります。不登校のお子さんへの訪問看護も、あわせてご覧ください。
ご相談の流れと費用
当ステーションのご相談は、お電話か、お問い合わせフォームから。ご相談料はかかりません。訪問看護を利用する場合の費用は、制度によって異なります。流れと費用については、訪問看護の利用方法・料金についてをご覧ください。
ご家族様からのご相談の受け方は、ご家族からのご相談も、お気軽にどうぞに書いています。
小さな一歩から
ひきこもりからの回復には、時間がかかることが多くあります。大切なのは、ご家族が孤立しないこと、そして、ご本人様が「自分のペースでよい」と感じられることです。
「相談するほどのことか分からない」という段階でも、構いません。どうぞ、お気軽にご連絡ください。
訪問看護のご相談・お問い合わせ
ご本人様だけでなく、ご家族様からのご相談も歓迎しております。
「自分が対象かわからない」段階でもお気軽にお声がけください。


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