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ひとり暮らしは、自分のペースで過ごせる気楽さがあります。その一方で、体調が崩れても気づく人がいない、眠れない夜を一人で過ごす、といったつらさも抱えやすい暮らし方です。
今回は、ひとり暮らしの方に向けた訪問看護について、どのような支援ができるのかをご紹介します。離れて暮らすご家族様にもお読みいただければ幸いです。
ひとり暮らしで起こりやすい「小さな乱れ」
ひとり暮らしでは、生活の乱れに自分だけで気づくのは、なかなか難しいものです。次のような変化は、決して珍しいことではありません。
・夜遅くまで起きていて、朝や昼まで寝てしまう
・食事が簡単なものになり、一日一食になる
・ごみの片付けや掃除が、少しずつ後回しになる
・お薬を飲んだかどうか、わからなくなる
・人と話す機会が減り、外に出なくなる
こうした変化は、「怠けている」のではありません。調子の波や、気力の低下の表れであることもあります。ご本人様が自分を責める必要はありません。
生活のリズムを整える、4つの柱
生活のリズムを整えるとき、訪問看護では、次の4つを大切にしています。
睡眠
起きる時間を毎日ほぼ同じにすることから始めます。眠れない夜が続く場合は、眠れない夜が続く時に ― 睡眠のリズムとご家庭でできることもご参考になさってください。
食事
立派な食事でなくても構いません。温かい飲み物やお味噌汁だけでも、まず一日のうちに口にする機会をつくることから考えます。暑い時期は水分も大切です。
お薬
飲み忘れを責めず、飲み忘れが起きる理由を一緒に考えます。置き場所や飲むタイミングを工夫するだけで、続けやすくなることがあります。お薬の量や種類は、主治医にご相談ください。
人とのつながり
訪問のほか、電話や通院、デイケアなど、人と話す機会を、無理のない範囲で増やしていきます。
訪問看護の具体的なかかわり方
訪問では、看護師がご自宅にうかがい、次のようなことを一緒に行います。
・最近の体調や気分、眠れているかをお聞きする
・一日の過ごし方を振り返り、無理のない目標を決める
・お薬の飲み方を確認する
・生活のお困りごと(掃除、買い物、書類など)を整理し、必要なら関係機関につなぐ
・主治医に伝えたいことをまとめる
訪問看護は家事の代行ではありませんが、「何から手をつければよいか」を整理し、必要な支援につなぐことができます。一つの目標は、ご本人様が自分のペースで暮らせる時間を、少しずつ増やしていくことです。
小さな目標を、一つずつ
最初から全部を変えようとしなくて大丈夫です。たとえば、「朝、カーテンを開ける」「毎朝コップ一杯の水を飲む」といった、ごく小さなことで十分です。
できた日は、そのことを一緒に確認します。できなかった日も、責めずに「何が難しかったか」を考えます。続けるうちに、生活が少しずつ整っていくことがあります。
暑い季節に気をつけたいこと
7月のこの時期は、ひとり暮らしの方にとって、暑さへの注意も必要です。
・エアコンや扇風機を、我慢せずに使う
・喉が渇く前に、少しずつ水分をとる
・食欲がなくても、口にしやすいものを少しでもとる
・体調が悪い日は無理をせず、早めに誰かに連絡する
お薬の種類によっては、暑さに気づきにくくなることがあります。気になる場合は、主治医や看護師にご相談ください。
離れて暮らすご家族様へ
遠方にお住まいのご家族様から、「電話ではいつも大丈夫と言うけれど、本当のところはわからない」というご相談をいただくことがあります。
訪問看護では、ご本人様と相談のうえで、ご家族様と情報を共有することができます。ご家族様の不安にも、一緒に向き合います。詳しくは、ご家族からのご相談も、お気軽にどうぞをご覧ください。
なお、情報の共有は、ご本人様のお気持ちを大切にしながら進めます。
緊急の時のために
契約された方には、電話でご相談に応じ、必要な時は臨時で訪問する体制を整えています。急に体調が悪くなった時や、強い不安に襲われた時は、一人で抱え込まずにご連絡ください。連絡方法は、契約の際にご案内します。
生命の危険があるなど、急を要する場合は、迷わず119番に通報してください。
利用の流れと費用
ご利用には、主治医の訪問看護指示書が必要です。流れについては、訪問看護の利用方法・料金についてにまとめています。費用は、制度によって異なります。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
「ひとり暮らしでも、使えるのだろうか」という段階で、構いません。
訪問看護のご相談・お問い合わせ
ご本人様だけでなく、ご家族様からのご相談も歓迎しております。
「自分が対象かわからない」段階でもお気軽にお声がけください。


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