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梅雨が明け、宮崎は夏本番の暑さになってまいりました。夏休みの時期を前に、「仕事に戻れるだろうか」「そろそろ外に出る場所を見つけたい」と、あらためて考える方もいらっしゃいます。
働くことや、日中に通う場所を持つことは、生活に張りをもたらします。その一方で、焦りや不安も大きくなりやすいテーマです。今回は、復職や日中活動に向けて、訪問看護がどのようにお手伝いできるのかをお伝えします。
「働けるか」の前に、整えておきたいこと
復職や就労の相談では、つい「いつから働けるか」に目が向きがちです。しかし、その前に確認しておきたい、生活の土台があります。
・起きる時間と寝る時間が、おおむね安定しているか
・日中に起きていられる時間が、少しずつ伸びてきているか
・食事や身だしなみなど、基本の生活が保てているか
・お薬を、決められたとおりに続けられているか
・疲れた時に、休むという選択ができるか
これらが整っていると、いざ働き始めたときに、体調を崩しにくくなると言われています。焦って働き始めて、かえって再び休むことになった、という話は少なくありません。回り道に見えても、土台を固めることは近道になることがあります。
働き方・通い方には、いろいろな形があります
「働く」といっても、フルタイムの復職だけが答えではありません。次のように、さまざまな選択肢があります。
・元の職場への復職(短時間勤務から段階的に戻る、など)
・就労移行支援(一般の企業などで働くための訓練を受ける事業所)
・就労継続支援(体調や能力に合わせて、働く場を提供する事業所)
・精神科デイケアや、地域の活動センター(日中の居場所づくり)
・ボランティアや、趣味のサークル(社会とのつながりづくり)
どれが合うかは、お一人おひとり違います。制度の細かい内容や利用の条件は、お住まいの市町村や、ハローワーク、障害者の就業を支援する地域の窓口などで確認できます。訪問看護は、これらの窓口に直接代わって手続きをするものではありませんが、「どこに相談すればよいか」を一緒に整理し、つなぐお手伝いができます。
復職や通所に向けた、訪問看護のかかわり
訪問看護師は、生活の様子をよく知る立場から、次のようなお手伝いをします。
生活リズムの確認
起床時刻、睡眠時間、日中の過ごし方を一緒に振り返り、無理のない範囲で少しずつ整えていきます。暑い時期は、体力の消耗にも気を配ります。
疲れやすさの見極め
どのくらいで疲れるか、どんな時に調子が崩れやすいかを一緒に確認します。自分の「疲れのサイン」を知っておくと、働き始めてからも役立ちます。
不安やプレッシャーの整理
「また迷惑をかけたら」「周りにどう思われるか」といった不安を、言葉にしてお聞きします。話すだけで気持ちが整理されることもあります。
主治医・関係機関との橋渡し
復職の時期や条件は、主治医が診察の中で判断します。看護師は、生活での様子を主治医にお伝えするお手伝いをします。必要に応じて、就労支援の窓口や相談支援専門員とも連携します。
小さな一歩の積み重ね
いきなり大きな目標を立てる必要はありません。たとえば、次のような段階を踏む方がいらっしゃいます。
・朝、決まった時間に起きる
・午前中に、散歩や買い物で30分ほど外に出る
・週に1回、決まった場所(デイケアや図書館など)に通う
・数時間から、人と一緒に過ごす場所に参加する
一つ達成するたびに、できたことを一緒に確認します。うまくいかない日があっても、責めることはしません。「どこでつまずいたか」を一緒に考えれば、次の一歩の手がかりになります。
「ストレングス」と「リカバリー」を支える ― 私たちの支援の根っこにあるものでも触れていますが、当ステーションは、足りないところを探すより、ご本人様が持っている力やこれまでの経験を大切にしています。
ご家族様へ
ご家族は、「早く元に戻ってほしい」という気持ちと、「無理をさせたくない」という気持ちの間で、揺れ動くことが多いものです。励ましのつもりの一言が、ご本人様には重く聞こえることもあります。
「今日はどうだった?」と日々の様子を聞き、頑張りすぎていないかを見守る関わり方が、支えになることがあります。ご家族様の悩みも、遠慮なくご相談ください。詳しくは、ご家族からのご相談も、お気軽にどうぞをご覧ください。
疾患ごとの支援について
うつ病や双極性障がいの方への支援はうつ病・双極性障がいの方への訪問看護、発達障がいのある成人の方は発達障がいのある方への訪問看護 ― 成人の方の生活サポートで、それぞれご紹介しています。
まずはお気軽にご相談ください
「働きたい気持ちはあるけれど、何から始めればよいか分からない」。そうしたお悩みこそ、最初のご相談にふさわしいものです。主治医の指示書が必要になりますが、手続きの流れも含めてお手伝いします。利用の流れは、訪問看護の利用方法・料金についてをご覧ください。
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